2025/8/1作成
チームナーシング
【読み方】ちーむなーしんぐチームナーシングとは、複数の看護師がチームを編成し、協力して患者の看護を行う方式のこと。各チームにはリーダーとなる看護師が配置され、メンバーの役割分担を調整しながら、患者のケアを効率的かつ包括的に提供する。
チームナーシングは、1950年代の米国で導入され、日本でも病棟看護体制の一つとして広く採用されている。チームナーシングのメリットは、看護師間の連携によって業務の負担を分散できる点や、複数の視点から患者を観察・対応できる点にある。また、新人看護師の教育や支援にも適しており、職場内のコミュニケーション促進にも寄与する。一方で、情報共有の不備や責任の所在があいまいになるリスクもあるため、明確な役割定義と報告体制の整備が不可欠である。