2024/8/30作成
労働法規
【読み方】ろうどうほうき
労働法規は、労働者の権利と義務、使用者の責任を規定する法律や規則の総称。これらの法規は、労働環境の改善や労働者の保護を目的として制定され、労働市場の公正性と安定性を確保するために重要な役割を果たしている。
労働法規には、「労働三法」と呼ばれる「労働基準法」「労働組合法」「労働関係調整法」をはじめ、労働者の安全と健康を確保するための「労働安全衛生法」、労働者と使用者の間の契約関係を規定する「労働契約法」、性別を理由とする差別を禁止した「男女雇用機会均等法」などが含まれる。
- ・労働基準法
- 労働時間、賃金、休暇、安全衛生など、労働条件の最低基準を定めている。例えば、法定労働時間は1日8時間、週40時間と規定されており、これを超える労働には割増賃金を支払う必要がある。
- ・労働組合法
- 労働条件の維持改善や経済的地位の向上を目的として、労働者が組合を組織して、使用者と対等に交渉できるようにする法律。使用者が労働組合の活動を妨害することや、労働組合に加入したことを理由に労働者を不利益に扱うことを禁止している。
- ・労働関係調整法
- 労働争議を予防・解決するための法律。あっせん・調停・仲裁などの手続き、同盟罷業(ストライキ)や怠業等の争議行為の制限や禁止などについて定めている。
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